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雲行き怪しい午後の日に

二次創作main…日和、VOCALOID率高め   稀に掌アリ
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  • 03/16/12:33

歪んだのは世界じゃなく僕の視界に映る君の口元

 何時からだろう。彼が私を見て不適な笑みを浮かべるようになったのは。私が一体何をしたのだろうか。嗚呼、貴女は何も言わず私を睨みつけるばかりなのですね。その度に胸が締め付けられるのは何故なのでしょうか。嗚呼、貴女は一体私に何を告げようとしているのでしょう。
 彼は私を酷く高く蹴り上げた。心臓にまで響くその痛みに堪え切れなかった私は思わず黄色いものを口から吐き出した。床には私が吐いた物が残っている。すっきりした、そう思ったのも束の間で彼は口元を吊り上げながら私の頭い平手を食らわす。けれど、その一撃は先程と比べて余り酷いものではなかった。寧ろ愛されてるって感じた。病んでいる、そう一言で片付けられる程、私の心は彼に陶酔仕切っていた。でも、なんで一回も口付けをしてくれないの。貴女が私に与えるのはいつも罰ばかり。だから、私はぐちゃぐちゃの肉体で、一本しかない歯で、醜い身体で訊ねた。

「あたしのこと愛してる?」

 彼は身を震わせた。こんな小屋の中にいるせいね、酷く寒いでしょう。そんなに薄着では困るものね。私は拘束されている筈の手を無闇に動かそうとした。けれど、そんなに甘くはいかない。必死に箪笥に出向こうとしても身体は言うことを利かない。御免なさい、また貴女を寒がりの中に取り残してしまうことになってしまう。

「ああ、勿論さ。愛してる」

 けど、貴女はまた私を殴りつける。もう止めて、嗚呼そんなこと言えないの。之が貴女の愛情表現なら幾らでも受け付けてあげる。
 私は愛してるから、愛してるから。貴女の望むことなら何でもしてあげるの。暴力は一つの愛情。そう教えてくれたのは貴女なの。だから、自由になったら次は貴女をこうしてあげるわね。
 私は殴られているのに口角をあげる。何故、貴女はそうやってうろたえるの。私が怪しい笑みを浮かべたらそうやって貴女は何故恐ろしそうに身を震わせるの。
 貴女と私の世界は何時でも歪んでる。そうして、私達の世界は成り立っている。どちらかが正常になったら秩序は乱され崩れ去ってしまう。
 貴女が行為に飽きた時は、私が同じようなことしてあげる。だから、待っていてね。もう少しで貴女の世界を狂わしてあげるから。
 不適に笑った私の顔が彼の瞳に冷たく映った。

(Thanks! 東風様)

酷く狂ってるなー。
一人称を「僕」にしなかったのは以前の小説が男の子だったからよーん。
そんな安易でいいのか、なんて知らない。
ただ、暴力男の描写がしたかっただけでぇす。
女の人が自由になったら次は男の人が同じ目に合う。
うーん、考え難いなぁ。
なのにこういうこと考えた自分って一体(苦笑)
全然グロくないなあ。もうちょっと修行しなくては。
背景描写無いのはいつものことです。
ほんっとすませ。

今度は性描写でも
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